「あぁ、ぅ……っ。ん、ふぁぅっ……!」
淫核に触れそうで触れない指がもどかしくて、脚をこすり合わせてよがる。
カリカリと甘噛みされていた乳首はいまは彼の熱い口腔に包まれ、舌先でくすぐられている。
じらされているのだと、このときのリルは気がついていなかった。
(もっと、強く……して、欲しい)
喘ぎながら指をくわえて白金髪を見おろす。しかしどう伝えればよいのかわからない。それに、言ったところでオーガスタスがリルの言うとおりにしてくれるとは限らない。
「ん、ぁぁ……っ」
ため息まじりに、陰鬱さをにじませて声を吐き出す。
するとオーガスタスは「ふっ」と息を漏らして笑い、リルの要望に応えるように彼女の乳首を強く吸い立てて貪った。
「ひぁっ!! ぁ、んぅ……ッ!」
花芽への愛撫も激しくなった。膣口の蜜をすくってぬめりをくわえ、なめらかになったところを二本の指でこすり合わせる。器用に根もとからつまんでしごいていく。
リルの両腕はもはや拘束の必要はなくなっていた。心地よい愛撫に悶え、快楽に溺れている。
オーガスタスは口に含んでいないほうの乳首を指の腹で転がし、そうしているあいだも下肢の付け根にはしっかりと刺激を与え、ひっきりなしにリルの官能をあおる。
「ああ、ぁ――……っ!!」
下半身を核としてせり上がってくるものの正体は、すでに知っている。それが弾け飛ぶ瞬間に快感が極まり、余韻は気だるく、罪悪感に襲われることも。
リルはまぶたをぎゅうっと閉じた。
どくどくと身の内が震え、そしてすぐに絶頂の余韻にさいなまれる。
「……まだ、終わらないからね?」
念を押しながらオーガスタスはリルの両肩をベッドに押し付け、彼女の体を仰向けにした。彼自身はどんどん下方へ向かっている。真っ赤な舌が素肌をたどりながら下半身へおりていく。
「ンッ……。な、に、するの……?」
そっと胸もとを覆い、オーガスタスの動向をさぐる。
「んー……?」
オーガスタスはわざとらしくとぼけた声を出して、リルの両脚を大きくひらかせた。
「っ、や……」
何度か見られているところではあるが、それでも羞恥心は抜けない。脚を閉じようとしたが、閉じたところで彼の顔を挟み込んでしまうだけなので意味がない。
「そこをどいて、オーガスタス」
「いやだ」
きっぱりと否定し、オーガスタスはリルの脚の付け根をべろべろと舌で舐め上げる。
「ぁ……っ」
なんでもない場所だというのに、体が敏感になっているのか、内股を舐められただけでなまめかしい声が漏れ出てしまう。
舌はどんどん秘芯へと近づいていく。そこへきて欲しいような、そうでないようなどちらともつかない心境だった。
恥ずかしさと気持ちよさのはざまで揺れている。
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淫核に触れそうで触れない指がもどかしくて、脚をこすり合わせてよがる。
カリカリと甘噛みされていた乳首はいまは彼の熱い口腔に包まれ、舌先でくすぐられている。
じらされているのだと、このときのリルは気がついていなかった。
(もっと、強く……して、欲しい)
喘ぎながら指をくわえて白金髪を見おろす。しかしどう伝えればよいのかわからない。それに、言ったところでオーガスタスがリルの言うとおりにしてくれるとは限らない。
「ん、ぁぁ……っ」
ため息まじりに、陰鬱さをにじませて声を吐き出す。
するとオーガスタスは「ふっ」と息を漏らして笑い、リルの要望に応えるように彼女の乳首を強く吸い立てて貪った。
「ひぁっ!! ぁ、んぅ……ッ!」
花芽への愛撫も激しくなった。膣口の蜜をすくってぬめりをくわえ、なめらかになったところを二本の指でこすり合わせる。器用に根もとからつまんでしごいていく。
リルの両腕はもはや拘束の必要はなくなっていた。心地よい愛撫に悶え、快楽に溺れている。
オーガスタスは口に含んでいないほうの乳首を指の腹で転がし、そうしているあいだも下肢の付け根にはしっかりと刺激を与え、ひっきりなしにリルの官能をあおる。
「ああ、ぁ――……っ!!」
下半身を核としてせり上がってくるものの正体は、すでに知っている。それが弾け飛ぶ瞬間に快感が極まり、余韻は気だるく、罪悪感に襲われることも。
リルはまぶたをぎゅうっと閉じた。
どくどくと身の内が震え、そしてすぐに絶頂の余韻にさいなまれる。
「……まだ、終わらないからね?」
念を押しながらオーガスタスはリルの両肩をベッドに押し付け、彼女の体を仰向けにした。彼自身はどんどん下方へ向かっている。真っ赤な舌が素肌をたどりながら下半身へおりていく。
「ンッ……。な、に、するの……?」
そっと胸もとを覆い、オーガスタスの動向をさぐる。
「んー……?」
オーガスタスはわざとらしくとぼけた声を出して、リルの両脚を大きくひらかせた。
「っ、や……」
何度か見られているところではあるが、それでも羞恥心は抜けない。脚を閉じようとしたが、閉じたところで彼の顔を挟み込んでしまうだけなので意味がない。
「そこをどいて、オーガスタス」
「いやだ」
きっぱりと否定し、オーガスタスはリルの脚の付け根をべろべろと舌で舐め上げる。
「ぁ……っ」
なんでもない場所だというのに、体が敏感になっているのか、内股を舐められただけでなまめかしい声が漏れ出てしまう。
舌はどんどん秘芯へと近づいていく。そこへきて欲しいような、そうでないようなどちらともつかない心境だった。
恥ずかしさと気持ちよさのはざまで揺れている。