ふくらみの上部、乳輪には触れないぎりぎりのところをオーガスタスの両手が覆い、左右に揺らす。
「そんなところ、こってないわ……!」
「そうかな? ……ああ、リルは意外と胸の筋肉があるんだね。脂肪ばかりではないようだ」
「な……に、言ってるの。……っん」
頂点を避けるようにしてふくらみをわしづかみにされた。ぱちゃっ、と湯がはねる。
指の腹でふにふにと押され、乳房の形がさまざまに変わる。遊ばれているような気がしてくる。
「やだっ、ゃ……っ」
「んー、やっぱりこってるよ。マッサージが必要だ。それも、長時間の」
オーガスタスはなにかと理由をこじつけてくるが、先ほどの言葉はいままで聞いたなかでもっとも白々しかった。
「う、嘘を言わないで……!」
「あたたかくて、やわらかい……。リルに触れていると、癒される」
熱いため息が耳もとをかすめる。オーガスタスはリルの肩口に顔をうずめている。本当にリラックスしているようだ。のしかかられている右肩が重い。
「リルは、気持ちよくない……?」
「……ッン」
ふくらみの、もっとも敏感な部分を指ではさまれている。それも、直接触れるのではなく柔肉を押し上げて乳頭を揺らされている。
気持ちがいいかそうでないかと問われれば、もちろん前者だ。じれったい心地よさがじわじわと気持ちまでも犯してくる。
「ふ……っ、く……。オーガスタス……ッ」
「んー……? なあに」
リルは大きく息を吸い、いっきに吐き出した。さざ波のような快感だ。いいところまでやってくるが、すぐに遠のいてしまう。オーガスタスはけっして、じかにいただきに触れようとしない。
(だからって、私からねだるなんて……)
しかしなにかしらの反応をこちらが示さなければ、オーガスタスはふくらみの頂点にさわらないだろう。いまは彼とのこんくらべだ。そしてリルは、圧倒的に不利な状況。
「……っ」
ぴちゃっ、と湯が大きくはねる。リルはオーガスタスの両手に自分自身の手を重ね、彼の指を押すようにしていただきに触れさせた。
「リル……。ずいぶんと強引だね?」
「だ……って」
そうしてしまったあとで、これでは口でねだったほうがまだよかったかもしれないと思った。きっとあきれられている。
オーガスタスはくすっと小さく笑い、尖りきった乳首をぎゅうっとつまむ。
「いいよ、ちゃんとさわってあげる。でも、覚悟しておいてね? 徹底的にいじり倒すから」
「ひぁっ……!! あ、ぁ……っ、んっ」
じらされて硬度を増していた乳頭を指で強くつままれている。こりかたまって硬いというのに、もとの形をとどめていない。
「ぁぁっ、う、は……っん」
乳首をこれでもかと圧迫されているが、痛みをともなったその刺激が快い。そう感じてしまう自分はどうしてしまったのだろうと、考える余裕をオーガスタスはリルに与えない。
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「そんなところ、こってないわ……!」
「そうかな? ……ああ、リルは意外と胸の筋肉があるんだね。脂肪ばかりではないようだ」
「な……に、言ってるの。……っん」
頂点を避けるようにしてふくらみをわしづかみにされた。ぱちゃっ、と湯がはねる。
指の腹でふにふにと押され、乳房の形がさまざまに変わる。遊ばれているような気がしてくる。
「やだっ、ゃ……っ」
「んー、やっぱりこってるよ。マッサージが必要だ。それも、長時間の」
オーガスタスはなにかと理由をこじつけてくるが、先ほどの言葉はいままで聞いたなかでもっとも白々しかった。
「う、嘘を言わないで……!」
「あたたかくて、やわらかい……。リルに触れていると、癒される」
熱いため息が耳もとをかすめる。オーガスタスはリルの肩口に顔をうずめている。本当にリラックスしているようだ。のしかかられている右肩が重い。
「リルは、気持ちよくない……?」
「……ッン」
ふくらみの、もっとも敏感な部分を指ではさまれている。それも、直接触れるのではなく柔肉を押し上げて乳頭を揺らされている。
気持ちがいいかそうでないかと問われれば、もちろん前者だ。じれったい心地よさがじわじわと気持ちまでも犯してくる。
「ふ……っ、く……。オーガスタス……ッ」
「んー……? なあに」
リルは大きく息を吸い、いっきに吐き出した。さざ波のような快感だ。いいところまでやってくるが、すぐに遠のいてしまう。オーガスタスはけっして、じかにいただきに触れようとしない。
(だからって、私からねだるなんて……)
しかしなにかしらの反応をこちらが示さなければ、オーガスタスはふくらみの頂点にさわらないだろう。いまは彼とのこんくらべだ。そしてリルは、圧倒的に不利な状況。
「……っ」
ぴちゃっ、と湯が大きくはねる。リルはオーガスタスの両手に自分自身の手を重ね、彼の指を押すようにしていただきに触れさせた。
「リル……。ずいぶんと強引だね?」
「だ……って」
そうしてしまったあとで、これでは口でねだったほうがまだよかったかもしれないと思った。きっとあきれられている。
オーガスタスはくすっと小さく笑い、尖りきった乳首をぎゅうっとつまむ。
「いいよ、ちゃんとさわってあげる。でも、覚悟しておいてね? 徹底的にいじり倒すから」
「ひぁっ……!! あ、ぁ……っ、んっ」
じらされて硬度を増していた乳頭を指で強くつままれている。こりかたまって硬いというのに、もとの形をとどめていない。
「ぁぁっ、う、は……っん」
乳首をこれでもかと圧迫されているが、痛みをともなったその刺激が快い。そう感じてしまう自分はどうしてしまったのだろうと、考える余裕をオーガスタスはリルに与えない。