その日の夜も晴翔は積極的に家事と育児を手伝ってくれた。そのおかげで早めに床につくことができた。さいわい、娘もぐっすりと眠っている。
「……晴くん。なんだか照れるんだけど」
「どうして?」
ベッドのうえで晴翔は杏樹に馬乗りになっていた。パジャマはゆっくりと脱がされていって、たがいになにも身につけていない状態になる。
「こういうの、久しぶりだし……」
「そうだね……。ホント、もうガマンの限界だよ」
「ん……っ」
フットライトの淡いオレンジ色に照らされた晴翔の顔がゆらめく。首すじをペロペロと往復する彼の舌は生あたたかく、性感帯でもないだろうに下半身がきゅっと締まった。
「歯がゆかったよ。杏樹の綺麗なおっぱいがすぐそこにあるのに、こうやって揉みくちゃにできなかったから」
「あぅ……っ! そんなに揉んじゃダメ。張ってきちゃう」
「ちぇ……。じゃあどうすればいいの。こうやって乳首をつまむのはいい?」
「やっ……! それも、だめ……。んぁっ、ダメだって言ってるのに……っふ、ぁん、ん……」
晴翔はふたつのしこったつぼみを親指と中指ではさんでしごきながら杏樹の唇を塞いだ。久しぶりの性的な刺激に杏樹の下肢はジンと痺れて反応し、蜜をあふれさせる。
「ああ、気持ちいい。杏樹の唇はどうしてこんなにやわらかいんだろう」
「んん……」
感触を確かめるように晴翔は杏樹のうわくちびるを舌でたどった。下半身の秘部には彼の硬い一物が押し当てられている。その存在は主張を増すばかりだ。
「晴くん……」
そっと雄棒に触れる。先端からは淫液がにじみ出ている。
「……舐めあいっこでもする?」
杏樹は身を起こしてうしろを向く晴翔に「うん」とうなずきながら返事をした。口のすぐそばにやってきた肉棒をつかみ、先端の愛しい液をひと舐めする。
「う……っ」
晴翔は気持ちよさそうにうめき、それから彼も杏樹の脚のつけ根に顔を寄せた。彼の舌が花びらをむいてなかに入り込んでくる。
「んむ、ぅ……」
杏樹も彼の陰茎を口に含み、根もとのほうは両手でしごいた。
「あ、杏樹……! ちょっと、待っ……、ぅ!」
大きな肉棒がビュクビュクと脈動する。口のなかに大量に流れ込んできた液体を、杏樹はためらいなく飲み込んだ。
「ああ、もう……。これくらいでイッちゃうなんて」
晴翔は杏樹に覆いかぶさるのをやめてベッドのうえにあぐらをかいた。頭もガシガシとかいている。
「ふふ……。いいね、こういうの」
彼のほうが先に絶頂するなんていままでなかった。杏樹が優越感にひたっていると、
「まだまだこれからだよ。徹夜は覚悟してね」
晴翔はほがらかな笑みをたたえて杏樹の両手をつかみ、ベッドへ押しつけた。
「ええっ、そんな……。一晩中はさすがに無理だよ」
「大丈夫、明日の家事育児はぜんぶ俺がするから。杏樹は一日中、寝てていいから。ね、お願い」
「じゃあ晴杏のおっぱいも晴くんがあげてくれるんだね?」
「う、それは……。そうだ、いまのうちに俺が母乳を吸っておけばいいのかも。いただきまーす」
「なっ、なに言ってるの! 医者のくせにそんなこと……っぁ、だめ……!」
子どものように無邪気にほほえみながら胸もとに顔をうずめてくる夫の頭をいだきながら、杏樹はやれやれと眉尻をさげて笑みをこぼした。
FIN.
お読みいただきありがとうございました!
「……晴くん。なんだか照れるんだけど」
「どうして?」
ベッドのうえで晴翔は杏樹に馬乗りになっていた。パジャマはゆっくりと脱がされていって、たがいになにも身につけていない状態になる。
「こういうの、久しぶりだし……」
「そうだね……。ホント、もうガマンの限界だよ」
「ん……っ」
フットライトの淡いオレンジ色に照らされた晴翔の顔がゆらめく。首すじをペロペロと往復する彼の舌は生あたたかく、性感帯でもないだろうに下半身がきゅっと締まった。
「歯がゆかったよ。杏樹の綺麗なおっぱいがすぐそこにあるのに、こうやって揉みくちゃにできなかったから」
「あぅ……っ! そんなに揉んじゃダメ。張ってきちゃう」
「ちぇ……。じゃあどうすればいいの。こうやって乳首をつまむのはいい?」
「やっ……! それも、だめ……。んぁっ、ダメだって言ってるのに……っふ、ぁん、ん……」
晴翔はふたつのしこったつぼみを親指と中指ではさんでしごきながら杏樹の唇を塞いだ。久しぶりの性的な刺激に杏樹の下肢はジンと痺れて反応し、蜜をあふれさせる。
「ああ、気持ちいい。杏樹の唇はどうしてこんなにやわらかいんだろう」
「んん……」
感触を確かめるように晴翔は杏樹のうわくちびるを舌でたどった。下半身の秘部には彼の硬い一物が押し当てられている。その存在は主張を増すばかりだ。
「晴くん……」
そっと雄棒に触れる。先端からは淫液がにじみ出ている。
「……舐めあいっこでもする?」
杏樹は身を起こしてうしろを向く晴翔に「うん」とうなずきながら返事をした。口のすぐそばにやってきた肉棒をつかみ、先端の愛しい液をひと舐めする。
「う……っ」
晴翔は気持ちよさそうにうめき、それから彼も杏樹の脚のつけ根に顔を寄せた。彼の舌が花びらをむいてなかに入り込んでくる。
「んむ、ぅ……」
杏樹も彼の陰茎を口に含み、根もとのほうは両手でしごいた。
「あ、杏樹……! ちょっと、待っ……、ぅ!」
大きな肉棒がビュクビュクと脈動する。口のなかに大量に流れ込んできた液体を、杏樹はためらいなく飲み込んだ。
「ああ、もう……。これくらいでイッちゃうなんて」
晴翔は杏樹に覆いかぶさるのをやめてベッドのうえにあぐらをかいた。頭もガシガシとかいている。
「ふふ……。いいね、こういうの」
彼のほうが先に絶頂するなんていままでなかった。杏樹が優越感にひたっていると、
「まだまだこれからだよ。徹夜は覚悟してね」
晴翔はほがらかな笑みをたたえて杏樹の両手をつかみ、ベッドへ押しつけた。
「ええっ、そんな……。一晩中はさすがに無理だよ」
「大丈夫、明日の家事育児はぜんぶ俺がするから。杏樹は一日中、寝てていいから。ね、お願い」
「じゃあ晴杏のおっぱいも晴くんがあげてくれるんだね?」
「う、それは……。そうだ、いまのうちに俺が母乳を吸っておけばいいのかも。いただきまーす」
「なっ、なに言ってるの! 医者のくせにそんなこと……っぁ、だめ……!」
子どものように無邪気にほほえみながら胸もとに顔をうずめてくる夫の頭をいだきながら、杏樹はやれやれと眉尻をさげて笑みをこぼした。
FIN.
お読みいただきありがとうございました!