「あ、うく……んっ、ん、んぅ……ッ!」
胸もとと、下半身の秘めた部分からピチャリピチャリという水音がしていた。隼斗が言っていたように、身体はひどく熱い。特に彼が触れている所が焦げたように熱いのだ。
「とろけてるぞ、麗奈のココ……。こんなに指に絡みついて、いやらしい蜜だ」
ちゅうっと乳首を吸い上げた後、隼斗はおもむろに身を屈めた。
彼がなにをしようとしているのか気がついたときには、すでに脚の付け根に隼斗の顔があった。
「や、う……っ、見ちゃ、や……だ、アアッ!」
舐め上げられた割れ目の奥が脈打ったのがわかった。
四肢が甘く弾けるような快感だった。下半身の血流が増しているのか、足先は冷えるどころか汗ばむくらいだ。
「もうイッたのかよ。もっとよくしてやるから、楽しみにしてろ」
両脚がよりいっそうひらかれて、ますます恥ずかしい格好になった。けれどもう抗う気にはならなかった。
きっと求めてしまっていたのだ。私も、彼を。
「痛むのは初めだけだから安心しろ」
痛いの……?
そう聞き返す間もなく、その強烈な刺激は一気にやってきた。
「ああああっ、う、や、あ……ひぁっ!」
いままでに経験したことのない、身体を突き刺されているような痛み。
実際、貫かれているのだから当然なのかもしれないけれど、とにかく涙がにじむほどの激痛だった。
麗奈は反射的に彼の身体を両手で押しのけようとした。しかし反対に腰を引き寄せられて、否応なしに挿入は深くなる。
「あぅぅ……っん、く、はふっ」
「っ、せっま……」
それっきり、隼斗は途端に口数が少なくなって、部屋には麗奈の喘ぎ声と、ギシッ、ギシッと椅子がきしむ音が響き始めた。
「んっ……はぅ、ああ……ッ!」
身体の奥を彼のものが穿つと、先ほどとは比べものにならないくらいの快感が襲ってきた。痛みはだいぶんやわらいでいる。
痛みが少なくなったことで少しだけ余裕が出て、ふと隼斗の顔を見ると、汗ばんでなにかに耐えているような表情だった。
「はや、と……? あ、んん……っひぅ!」
彼は気持ちよくないのだろうか。そう思うと無性に不安になった。
「隼斗……もっと、好きに、して……いい、から……ああ、ア……んっ」
あとから思えばあり得ないくらい大胆な発言だった。
けれど、もし自分ばかりが気持ちよくなっているとしたら何だかやるせない。
「……馬鹿」
低くかすれた声でそうつぶやくと、隼斗は麗奈の頭に手をまわし、黙っていろと言わんばかりに唇を塞いだ。
***
「隼斗のせいで、明日の研究発表……無理そう」
時計は夜中の三時を過ぎたところだ。麗奈と隼斗は果てた格好のままソファに寝転んでいた。
仮眠用の毛布と、それから彼の腕に包まれているから寒さは感じない。
「責任転嫁もほどほどにしとけよ。もとはと言えばおまえが」
「でっ、でもでも! 隼斗があんなことするから、データの復元まだ終わらないし……」
「だったらいまからやればいいだろ。ホラ立て、懇切丁寧に指導してやるから」
執務机の前に連れてこられたのだが、今度は椅子ではなく彼のひざうえに座っている。
目の前のパソコンを見ると、半日前に壊れてしまったはずのデータがあった。
「あれ……何でこのデータ、元通りになってるの……!?」
「まだ完全には仕上がってないぞ。結論のトコ、早く入力しろ」
「待ってよ、ちゃんと説明して……って、あ! もしかしてあのウイルスメール……っん、ふぁ!」
膣内はまだ潤ったままだったのか、彼の肉棒はニュルリとたいした摩擦もなく麗奈のなかを突き上げた。
「あっ、アアッ、んくぅ」
すぐに律動は速くなって、ふたたびおとずれた快楽に嬌声を上げる。
「早く仕上げろ。俺とおまえが果てるまでに」
「……っん、む、り……! なにも、考えられな……ぁ、あんっ」
両手に隼斗の指が絡められた。そしてそのままキーボードのうえに誘導される。
やだ、隼斗ってばホントにやらせる気なの……?
意識はもうろうとしてきているのに、研究の結論を書けるわけがない。
それでも、彼にうながされるままキーボードを叩こうと努力するが、やはり書けない。
「しかたない、俺が書いてやるよ」
ふうっと大きなため息が聞こえてきた。
激しく上下に揺れる視界のなかで画面に映った言葉を見て、麗奈はついポカンと口を開けてしまった。
「はや、と、の……意地っ張り……っあ、んんぅっ!」
愛を告げる言葉をこんな形で伝えてくるなんて。
しかし、彼らしいと言えば――まあ、そうなのかもしれないと麗奈は思った。
FIN.
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胸もとと、下半身の秘めた部分からピチャリピチャリという水音がしていた。隼斗が言っていたように、身体はひどく熱い。特に彼が触れている所が焦げたように熱いのだ。
「とろけてるぞ、麗奈のココ……。こんなに指に絡みついて、いやらしい蜜だ」
ちゅうっと乳首を吸い上げた後、隼斗はおもむろに身を屈めた。
彼がなにをしようとしているのか気がついたときには、すでに脚の付け根に隼斗の顔があった。
「や、う……っ、見ちゃ、や……だ、アアッ!」
舐め上げられた割れ目の奥が脈打ったのがわかった。
四肢が甘く弾けるような快感だった。下半身の血流が増しているのか、足先は冷えるどころか汗ばむくらいだ。
「もうイッたのかよ。もっとよくしてやるから、楽しみにしてろ」
両脚がよりいっそうひらかれて、ますます恥ずかしい格好になった。けれどもう抗う気にはならなかった。
きっと求めてしまっていたのだ。私も、彼を。
「痛むのは初めだけだから安心しろ」
痛いの……?
そう聞き返す間もなく、その強烈な刺激は一気にやってきた。
「ああああっ、う、や、あ……ひぁっ!」
いままでに経験したことのない、身体を突き刺されているような痛み。
実際、貫かれているのだから当然なのかもしれないけれど、とにかく涙がにじむほどの激痛だった。
麗奈は反射的に彼の身体を両手で押しのけようとした。しかし反対に腰を引き寄せられて、否応なしに挿入は深くなる。
「あぅぅ……っん、く、はふっ」
「っ、せっま……」
それっきり、隼斗は途端に口数が少なくなって、部屋には麗奈の喘ぎ声と、ギシッ、ギシッと椅子がきしむ音が響き始めた。
「んっ……はぅ、ああ……ッ!」
身体の奥を彼のものが穿つと、先ほどとは比べものにならないくらいの快感が襲ってきた。痛みはだいぶんやわらいでいる。
痛みが少なくなったことで少しだけ余裕が出て、ふと隼斗の顔を見ると、汗ばんでなにかに耐えているような表情だった。
「はや、と……? あ、んん……っひぅ!」
彼は気持ちよくないのだろうか。そう思うと無性に不安になった。
「隼斗……もっと、好きに、して……いい、から……ああ、ア……んっ」
あとから思えばあり得ないくらい大胆な発言だった。
けれど、もし自分ばかりが気持ちよくなっているとしたら何だかやるせない。
「……馬鹿」
低くかすれた声でそうつぶやくと、隼斗は麗奈の頭に手をまわし、黙っていろと言わんばかりに唇を塞いだ。
***
「隼斗のせいで、明日の研究発表……無理そう」
時計は夜中の三時を過ぎたところだ。麗奈と隼斗は果てた格好のままソファに寝転んでいた。
仮眠用の毛布と、それから彼の腕に包まれているから寒さは感じない。
「責任転嫁もほどほどにしとけよ。もとはと言えばおまえが」
「でっ、でもでも! 隼斗があんなことするから、データの復元まだ終わらないし……」
「だったらいまからやればいいだろ。ホラ立て、懇切丁寧に指導してやるから」
執務机の前に連れてこられたのだが、今度は椅子ではなく彼のひざうえに座っている。
目の前のパソコンを見ると、半日前に壊れてしまったはずのデータがあった。
「あれ……何でこのデータ、元通りになってるの……!?」
「まだ完全には仕上がってないぞ。結論のトコ、早く入力しろ」
「待ってよ、ちゃんと説明して……って、あ! もしかしてあのウイルスメール……っん、ふぁ!」
膣内はまだ潤ったままだったのか、彼の肉棒はニュルリとたいした摩擦もなく麗奈のなかを突き上げた。
「あっ、アアッ、んくぅ」
すぐに律動は速くなって、ふたたびおとずれた快楽に嬌声を上げる。
「早く仕上げろ。俺とおまえが果てるまでに」
「……っん、む、り……! なにも、考えられな……ぁ、あんっ」
両手に隼斗の指が絡められた。そしてそのままキーボードのうえに誘導される。
やだ、隼斗ってばホントにやらせる気なの……?
意識はもうろうとしてきているのに、研究の結論を書けるわけがない。
それでも、彼にうながされるままキーボードを叩こうと努力するが、やはり書けない。
「しかたない、俺が書いてやるよ」
ふうっと大きなため息が聞こえてきた。
激しく上下に揺れる視界のなかで画面に映った言葉を見て、麗奈はついポカンと口を開けてしまった。
「はや、と、の……意地っ張り……っあ、んんぅっ!」
愛を告げる言葉をこんな形で伝えてくるなんて。
しかし、彼らしいと言えば――まあ、そうなのかもしれないと麗奈は思った。
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