秘裂は愛蜜と泡でこのうえなくぬめっていた。オーガスタスはリルの秘芯を指でぐりぐりと押す。
(押せば、いいのよね……?)
肉塊の先端を数本の指で押してみる。リルの淫核は小さいので指一本でもじゅうぶんだが、彼のそれは指ひとつでは足りないだろうと思ってそうした。
「ん……」
小さくうめいて、オーガスタスはリルの肩に顔をうずめた。ちゅうっと音を立てて首すじを吸いながら彼女の乳首を指で弾き、下半身の豆粒をくにくにとつまんで揺らしている。
「っ、は、ぅ……ん」
彼に倣って首すじを吸ってみようかと思ったが、そこまでの余裕はなかった。硬い陰茎を手で覆ってこすり立てるだけでいっぱいいっぱいだ。
オーガスタスのつやっぽい吐息を聞いているだけでも達してしまいそうになる。
「リル……。根もとのほうからつかんで、前後させてみて」
哀願するような声音で指示をされた。
彼が自分にほどこしてくれているのをまねるのにも限界がある。リルは男性器のなぐさめかたが少しもわからなかったので、言われたとおりにやってみることにした。
「こう……?」
「ん、そう……。上手だよ」
オーガスタスの表情がいっそうなまめかしさを増す。リルは嬉しくなって、手の動きを速めた。
「っ、リル……! そんなに速くしたら、もたなくなる」
「……でも、気持ちがいいんでしょう?」
「そう、だけど……。でも、もっとじっくり愉しみたい」
ぽつりとつぶやくと、オーガスタスはリルの体を強引に回転させた。
「えっ!? やっ、ちょっと……!」
「こうするほうが、リルのおっぱいを両方ともいじれるし、ね?」
背中から抱き込まれる格好になった。オーガスタスはふたつのふくらみをうしろからわしづかみにして揺らしている。
「でも、これじゃあ私は……あなたのを、さわるれないわ」
「それは、大丈夫」
「ひゃぅっ!?」
泡に浸かっている下半身がうごめき、股のあいだに雄物を挟み込まれた。
「これなら、僕のペースで好きなようにできる」
「ぁぅっ、ん、ぁあ……ッ!」
両方の乳房を勢いよく揉み込まれ、もともとぬめっていたそこがいっそう泡立ってくる。乳頭は指のあいだに挟まれてくにくにと踊らされ、すべやかな感覚がなんともいえない。ただひたすら気持ちがよい。
「ふぁっ! あ、ぁううっ、ンンッ」
オーガスタスが腰を揺らす。剛直が花芯を執拗にこすり立てる。
「っは、ぁ……。すごく気持ちいいよ、リル……」
「んっ、んん……っ。わたし、も……。っぁ、あ」
オーガスタスの腰の動きに合わせて体が弾み、彼の指の動きが不規則になる。上半身のつぼみを予期せぬ動きでなぶられ、弾かれる。淫核をこする肉竿は果てを目指して速さを増していく。――昇りつめていく。
「あぁっ、ぁ、うう――……!!」
ふたりの秘所は重なり合ったままビクン、ビクンッと痙攣して呼応する。
愛しさがあふれるなか、リルは脱力しきってオーガスタスの胸にもたれかかった。
「続きはベッドで……たくさん、しよ?」
穏やかな声音で告げられた。
愛するひとの褪せない情欲にうんざりすることはない。
リルもまた、彼と同じ気持ちだった。
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(押せば、いいのよね……?)
肉塊の先端を数本の指で押してみる。リルの淫核は小さいので指一本でもじゅうぶんだが、彼のそれは指ひとつでは足りないだろうと思ってそうした。
「ん……」
小さくうめいて、オーガスタスはリルの肩に顔をうずめた。ちゅうっと音を立てて首すじを吸いながら彼女の乳首を指で弾き、下半身の豆粒をくにくにとつまんで揺らしている。
「っ、は、ぅ……ん」
彼に倣って首すじを吸ってみようかと思ったが、そこまでの余裕はなかった。硬い陰茎を手で覆ってこすり立てるだけでいっぱいいっぱいだ。
オーガスタスのつやっぽい吐息を聞いているだけでも達してしまいそうになる。
「リル……。根もとのほうからつかんで、前後させてみて」
哀願するような声音で指示をされた。
彼が自分にほどこしてくれているのをまねるのにも限界がある。リルは男性器のなぐさめかたが少しもわからなかったので、言われたとおりにやってみることにした。
「こう……?」
「ん、そう……。上手だよ」
オーガスタスの表情がいっそうなまめかしさを増す。リルは嬉しくなって、手の動きを速めた。
「っ、リル……! そんなに速くしたら、もたなくなる」
「……でも、気持ちがいいんでしょう?」
「そう、だけど……。でも、もっとじっくり愉しみたい」
ぽつりとつぶやくと、オーガスタスはリルの体を強引に回転させた。
「えっ!? やっ、ちょっと……!」
「こうするほうが、リルのおっぱいを両方ともいじれるし、ね?」
背中から抱き込まれる格好になった。オーガスタスはふたつのふくらみをうしろからわしづかみにして揺らしている。
「でも、これじゃあ私は……あなたのを、さわるれないわ」
「それは、大丈夫」
「ひゃぅっ!?」
泡に浸かっている下半身がうごめき、股のあいだに雄物を挟み込まれた。
「これなら、僕のペースで好きなようにできる」
「ぁぅっ、ん、ぁあ……ッ!」
両方の乳房を勢いよく揉み込まれ、もともとぬめっていたそこがいっそう泡立ってくる。乳頭は指のあいだに挟まれてくにくにと踊らされ、すべやかな感覚がなんともいえない。ただひたすら気持ちがよい。
「ふぁっ! あ、ぁううっ、ンンッ」
オーガスタスが腰を揺らす。剛直が花芯を執拗にこすり立てる。
「っは、ぁ……。すごく気持ちいいよ、リル……」
「んっ、んん……っ。わたし、も……。っぁ、あ」
オーガスタスの腰の動きに合わせて体が弾み、彼の指の動きが不規則になる。上半身のつぼみを予期せぬ動きでなぶられ、弾かれる。淫核をこする肉竿は果てを目指して速さを増していく。――昇りつめていく。
「あぁっ、ぁ、うう――……!!」
ふたりの秘所は重なり合ったままビクン、ビクンッと痙攣して呼応する。
愛しさがあふれるなか、リルは脱力しきってオーガスタスの胸にもたれかかった。
「続きはベッドで……たくさん、しよ?」
穏やかな声音で告げられた。
愛するひとの褪せない情欲にうんざりすることはない。
リルもまた、彼と同じ気持ちだった。