「ふぅっ、う……んんっ」
乳頭を指でこちょこちょとくすぐられ、込み上げてきた息を口から外へ出したいのだが口腔は彼の舌でいっぱいだからくぐもった声しか出せない。
慎太郎は乳房全体を揉みまわしながらいただきを指でクニクニと軽くなぶって刺激している。
こめかみのあたりをツウッと汗が伝う。それは暑さによるものだけではない。彼に興奮させられているせいだ。
陽が当たっている足もとはなおのこと熱く、緩慢な動きで乳頭をなぶる指がもたらすえもいわれぬ快感が足先をジリジリとこがしていく。
「ん、んん……っ。慎太郎、さん」
優樹菜の口のなかをさんざん舐めまわしたあと、慎太郎は汗ばむ彼女の首すじに舌を這わせて下降し、鎖骨を舐めたどった。
下を向くと、上目遣いで舌をのぞかせていた彼と目が合った。こうなると、慎太郎が次になにを言ってくるのかたやすく予測できる。
「岩壁に手をついているほうが安定するだろ」
ああ、やはりそうだった。肩をつかまれてうしろを向かされる。
「口実は……んっ、やめて、ください」
彼はたんに自分の顔を見られたくないだけなのだとわかっているけれど、うしろを向けば愛撫がいっそう激しくそして大胆になることも知っているので、憎まれ口を叩きながらも素直に従い慎太郎に背を向ける。
「はあ……。うなじがたまらない」
「ん、ゃっ」
なんのためらいもなくベロリと大胆に首すじを舐め上げられ、そこに息を吹きかけられて、暑いというのに鳥肌が立つ。
粟立った優樹菜の肌を慎太郎が愛でる。彼女の首すじを何度も執拗に舐めたどっている。舌が往復するたびに秘所の潤みが増していくような気がする。
「ぁう、っふ……」
慎太郎は優樹菜の体をうしろから抱き込む恰好で、むきだしの乳房をまさぐった。すでに尖りきっていた薄桃色の敏感なつぼみを両方とも指で強く押し上げられる。
「ん、んぁっ!」
つい内股を擦り合わせてしまう。いまだに手つかずの秘めやかなそこは先ほどからひどく焦れている。
「優樹菜」
艶っぽい、扇情的な声音で名を呼ばれてはいよいよたまらない。
「じ、らさ……ない、で」
優樹菜が絶え絶えに頼み込むと、慎太郎は頬を赤らめて彼女の足の付け根に手を伸ばした。彼がそういう顔で秘所へ手を伸ばしていることを優樹菜はいつも知らない。
「ゃっ! そ、んな……いきなり」
水着の端を持ち上げられたかと思うと、五本のなかでもっとも長い指をズププッと蜜壷の行き止まりまでいっきに挿し入れられた。
「よく濡れてるから痛くはないだろ」
「そ、だけど……。んっ、はぅ……ッ!!」
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乳頭を指でこちょこちょとくすぐられ、込み上げてきた息を口から外へ出したいのだが口腔は彼の舌でいっぱいだからくぐもった声しか出せない。
慎太郎は乳房全体を揉みまわしながらいただきを指でクニクニと軽くなぶって刺激している。
こめかみのあたりをツウッと汗が伝う。それは暑さによるものだけではない。彼に興奮させられているせいだ。
陽が当たっている足もとはなおのこと熱く、緩慢な動きで乳頭をなぶる指がもたらすえもいわれぬ快感が足先をジリジリとこがしていく。
「ん、んん……っ。慎太郎、さん」
優樹菜の口のなかをさんざん舐めまわしたあと、慎太郎は汗ばむ彼女の首すじに舌を這わせて下降し、鎖骨を舐めたどった。
下を向くと、上目遣いで舌をのぞかせていた彼と目が合った。こうなると、慎太郎が次になにを言ってくるのかたやすく予測できる。
「岩壁に手をついているほうが安定するだろ」
ああ、やはりそうだった。肩をつかまれてうしろを向かされる。
「口実は……んっ、やめて、ください」
彼はたんに自分の顔を見られたくないだけなのだとわかっているけれど、うしろを向けば愛撫がいっそう激しくそして大胆になることも知っているので、憎まれ口を叩きながらも素直に従い慎太郎に背を向ける。
「はあ……。うなじがたまらない」
「ん、ゃっ」
なんのためらいもなくベロリと大胆に首すじを舐め上げられ、そこに息を吹きかけられて、暑いというのに鳥肌が立つ。
粟立った優樹菜の肌を慎太郎が愛でる。彼女の首すじを何度も執拗に舐めたどっている。舌が往復するたびに秘所の潤みが増していくような気がする。
「ぁう、っふ……」
慎太郎は優樹菜の体をうしろから抱き込む恰好で、むきだしの乳房をまさぐった。すでに尖りきっていた薄桃色の敏感なつぼみを両方とも指で強く押し上げられる。
「ん、んぁっ!」
つい内股を擦り合わせてしまう。いまだに手つかずの秘めやかなそこは先ほどからひどく焦れている。
「優樹菜」
艶っぽい、扇情的な声音で名を呼ばれてはいよいよたまらない。
「じ、らさ……ない、で」
優樹菜が絶え絶えに頼み込むと、慎太郎は頬を赤らめて彼女の足の付け根に手を伸ばした。彼がそういう顔で秘所へ手を伸ばしていることを優樹菜はいつも知らない。
「ゃっ! そ、んな……いきなり」
水着の端を持ち上げられたかと思うと、五本のなかでもっとも長い指をズププッと蜜壷の行き止まりまでいっきに挿し入れられた。
「よく濡れてるから痛くはないだろ」
「そ、だけど……。んっ、はぅ……ッ!!」