(ああ、やっぱり好き……!)
彼と再会して、いっきに想いがふくれ上がって。会うたびに彼の新しい面を知って、体を重ねるごとに愛しさがあふれて胸がいっぱいになる。
「龍生さ……ん、んんっ! すき……!」
そうしてこのあふれんばかりの想いを口に出さずにはいられなくなって告白するのだ。
龍生はぴくっと肩を揺らして、ゆっくりと顔を上げた。
「不意打ちが得意だよね、和葉ちゃんは」
困ったように笑い、指でぽりぽりと?をかく。
「も……くだ、さい。龍生さん」
蜜をたたえる奥底がひくひくとけいれんしている。彼のものを欲して身もだえしてるのがわかる。はしたないことを言っている自覚はあるけれど、これ以上がまんできない。
「……うん」
小さな声で返事をして、龍生はスラックスのベルトを外して前を開け広げにした。雄の象徴であるそこは気がついたときにはいつもふくらんでいる。いまも、天井に向かって猛々しくそそり立っている。
「うしろを向いて」
和葉は「はい」と言いながら立ち上がり、彼に背を向ける。椅子の背もたれに両手を添えると、大きな手のひらで腰もとをつかまれた。腰を引かれ、尻を突き出すような恰好にさせられる。
龍生は和葉のスカートをあらためてめくり上げ、みずみずしい桃のような尻をすり、と一度だけ腰のほうへと撫でてから彼女の秘所に一物をあてがった。
「ん――っ、ふ……!」
非日常的な「ぬぷっ」という水音を立てて猛々しい剛直が突き込んでくる。彼を受け入れるのは久しぶりというわけではないから痛みはまったくない。あるのは彼の肉竿が内襞をこすりめりめりと入り込んでいく快感と幸福感だけだ。
最奥まで達すると、雄棒はいったん入り口のあたりまで戻ってしまった。
「ふ、ぁ……っ」
長いスパンで入り口から終わりまでをゆっくりと、ひどく緩慢に往復される。
「ん……や、ぁあ……」
気持ちいいけれどじれったい動きには違いなく、彼の肉棒がやんわりと行き止まりを突くと「もっと激しく」と願い、入り口のあたりまで遠のいてしまうと「行かないで」と引き止めたくなる。
ぐちゅ、ぬちゅっ、ぐちゅうっ。
緩慢な動きのわりに水音だけは激しくなっていく。彼のじれったい抽送が蜜壷をますます潤ませるのだ。
「……すごい水音だね」
「――!」
吐息混じりの声が和葉をますますたまらなくさせる。自分の体から発せられるこの音をそんなふうに言われては本当にたまらない。むずがゆいしびれが足先からのぼりつめてきて頭から抜ける。あとに残るのは焦れをともなったどうしようもない甘いしびれだ。