私はいったいどうしてしまったのだろう。お尻を撫でられて恥ずかしいと思っていたのに、いまはそれをやめないで欲しいと思っている。
弘幸はひときわ大胆に未来の尻を撫で上げたあと、そのまま手のひらを上へ移動させた。
「はー、だめだな……。おまえ、熱あるのに」
うつ伏せの未来に覆いかぶさり、弘幸は彼女のようすをうかがう。
「触りだしたら止まらない」
そんな声が聞こえたかと思うと、ふくらんでいる部分をつかまれた。そこはベッドとのはざまにあるから、ゆるくなった下着の中に無理やり手を潜りこまされている状態だ。
「ゃっ、ヒロくん……っ!」
未来が血相を変えても、弘幸は手を動かすのをやめない。その柔らかさを確かめるようにぐにゃぐにゃと乳房を揉みしだく。
「……平気?」
平気なわけない。ますます熱が上がる。
「眠っていいから」
眠れるわけない。心臓がどきどきとうるさい。
「仰向けのほうが眠りやすいだろ」
肩をつかまれて天井のほうを向かされる。こんな状態で眠れるわけがないのに、弘幸はどこまで意地悪なのだろう。
紫色のブラジャーが腕から抜けていく。しかし胸を見られるということはなかった。弘幸がホットタオルを掛けてくれたからだ。体を拭く気は、一応あるらしい。
弘幸は今度はタオル越しに未来の胸をつかみ、円を描くように揉みまわした。
「ぅ……ん、んぅっ……」
そこはそんなに汗をかいていない。それは彼だってわかっているはずだ。それなのに執拗に乳房を揉みまわされる。しだいに胸の先が尖ってきた。
「……未来、わかる?」
なにが、とは聞き返すまでもなかった。弘幸はタオルの上から乳輪をつまみ、際立った先端を見せつけてくる。
「触ったら硬いんだろうな、未来のココ」
愉しげに笑い、弘幸は未来の乳頭をタオル越しにくにくにと踊らせる。
「やっ、う……ふぁっ」
未来は弘幸の手首をつかむものの、何の妨げにもならない。恥ずかしいことの連続で何だかくらくらしてきた。それが熱のせいなのか、羞恥心のせいなのかわからない。
ずずっ、とタオルが下のほうへずれ込む。もう少しで薄桃色の部分が見えてしまう。
「………」
急に弘幸が手の動きを止めた。真顔でなにやら考え込んでいる。
「おまえ、ほんと熱い……。俺がこんなことしてたんじゃいつまでも治らないな。悪い、ゆっくり寝ろ」
「パジャマは新しいのを持ってきてやるから」と付け加えて弘幸は部屋を出て行ってしまった。
未来はポカンと口を開けたまましばらく動けなかった。
(ちょ、ちょっ……!)
わなわなと唇が震える。彼が戻ってきたら文句のひとつでも言ってやろうと思った。
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弘幸はひときわ大胆に未来の尻を撫で上げたあと、そのまま手のひらを上へ移動させた。
「はー、だめだな……。おまえ、熱あるのに」
うつ伏せの未来に覆いかぶさり、弘幸は彼女のようすをうかがう。
「触りだしたら止まらない」
そんな声が聞こえたかと思うと、ふくらんでいる部分をつかまれた。そこはベッドとのはざまにあるから、ゆるくなった下着の中に無理やり手を潜りこまされている状態だ。
「ゃっ、ヒロくん……っ!」
未来が血相を変えても、弘幸は手を動かすのをやめない。その柔らかさを確かめるようにぐにゃぐにゃと乳房を揉みしだく。
「……平気?」
平気なわけない。ますます熱が上がる。
「眠っていいから」
眠れるわけない。心臓がどきどきとうるさい。
「仰向けのほうが眠りやすいだろ」
肩をつかまれて天井のほうを向かされる。こんな状態で眠れるわけがないのに、弘幸はどこまで意地悪なのだろう。
紫色のブラジャーが腕から抜けていく。しかし胸を見られるということはなかった。弘幸がホットタオルを掛けてくれたからだ。体を拭く気は、一応あるらしい。
弘幸は今度はタオル越しに未来の胸をつかみ、円を描くように揉みまわした。
「ぅ……ん、んぅっ……」
そこはそんなに汗をかいていない。それは彼だってわかっているはずだ。それなのに執拗に乳房を揉みまわされる。しだいに胸の先が尖ってきた。
「……未来、わかる?」
なにが、とは聞き返すまでもなかった。弘幸はタオルの上から乳輪をつまみ、際立った先端を見せつけてくる。
「触ったら硬いんだろうな、未来のココ」
愉しげに笑い、弘幸は未来の乳頭をタオル越しにくにくにと踊らせる。
「やっ、う……ふぁっ」
未来は弘幸の手首をつかむものの、何の妨げにもならない。恥ずかしいことの連続で何だかくらくらしてきた。それが熱のせいなのか、羞恥心のせいなのかわからない。
ずずっ、とタオルが下のほうへずれ込む。もう少しで薄桃色の部分が見えてしまう。
「………」
急に弘幸が手の動きを止めた。真顔でなにやら考え込んでいる。
「おまえ、ほんと熱い……。俺がこんなことしてたんじゃいつまでも治らないな。悪い、ゆっくり寝ろ」
「パジャマは新しいのを持ってきてやるから」と付け加えて弘幸は部屋を出て行ってしまった。
未来はポカンと口を開けたまましばらく動けなかった。
(ちょ、ちょっ……!)
わなわなと唇が震える。彼が戻ってきたら文句のひとつでも言ってやろうと思った。