俺さま幼なじみとの溺愛同居 《 19

 そんなところに触れられているのが恥ずかしくてたまらない。穴があったら入りたい。バスタオルでも上着でも、何でもいいから頭からかぶってしまいたいくらいだが、あいにくここは浴室だ。そんなものはどこにもない。

「俺の指、気持ち悪い?」

 不安そうな声音で弘幸が訊いてくる。いつも何事にも自信たっぷりだというのに、不安になることもあるのかと驚く。

「気持ち悪くはないけど……」
「じゃ、いいよな」
「へっ!?」

 あまりの切り替えの早さに未来はべつの意味で驚く。彼は本当は不安がってなんかいないのではないか。先ほどの、いまにも消え入りそうな声音は演技だったのではないかと疑う。

「ヒロくんっ、さっき――」

 未来がなにか言う前に、弘幸は恥丘にあてがっていた中指を彼女の秘裂めがけてぬるりと滑らせた。

「ひぁっ!!」

 自分では怖くてじかには触れたことのないそこに、弘幸の指が当たっている。ショーツ越しにさわるだけでも気持ちがよくなってしまう、割れ目の奥の小さな豆粒に。

「ぁ、あ……んっ」

 慎重な手つきでその小さな豆粒をこすり立てられる。未来が痛がっていないか、嫌がっていないか観察するように弘幸は彼女をひたすら見つめる。
 彼に見られているのがわかって、よけいに羞恥心を煽られる。よもやそのつもりで見つめているんじゃないかとすら思ってしまう。

「未来の乳首……よく尖ってる。とんでもなく硬い」
「……っ!」

 彼の左手は依然として乳頭をつまんだままだった。割れ目の奥の肉粒を押されるのと同時に乳首をひねり上げられると、思わず絶叫してしまいそうなほどの快感が足先から込み上げてきて脳天を突き抜けた。

「やっ、あぁ……はぅっ、うぅ!」

 弘幸は未来の秘めた肉粒を的確につまんで、乳首にするのと同じように指の腹でこすり合わせる。大胆に、ときには小刻みに。緩急をつけた指の動きは巧みで、どんどん快感が高まっていく。

「ふぁぁあっ、あ……!!」

 これで達しないほうが難しい。我慢なんてできるはずもなく、未来は下半身をビクン、ビクンと大きく震わせて絶頂した。
 小さく震える未来の体を抱き込むようにしたあと、弘幸はおもむろに立ち上がりシャワーヘッドを手に取った。

「脚は開いたまま、な」

 念を押すようにそう言って、シャワーハンドルをキュッとひねる。未来は彼が手のひらで湯温を確かめるのを呆然と見つめていた。絶頂したばかりで、いまいち頭が冴えない。

「――っ!!」

 突然、シャワーヘッドを向けられた。頭でも顔でもなく、足の付け根めがけてシャワーを浴びせられ、達したばかりの花芽は激しく降り注ぐ湯に驚いてビクッ、ビクッとひくつく。

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