女性の美は公に見られることにより開花する。そんな謳い文句に誘われて、新宮 由衣(しんぐう ゆい)は路地裏の小さなエステサロン前に居た。
(本当にタダでやってくれるのかな)
身を粉にして働くこと十年、そろそろ身体もメンテナンス無しではいられなくなって来た。だけど由衣の薄給で通えるエステなんてそうそう無い。
そこで、クマフー知恵袋の書き込みで紹介されていたこのエステサロンに来た。なんと、ここは無料で施術を受けられるのだ。何だか嘘臭さ満点だけど、施術者がまだ駆け出しだから、半年間限定で無料サービスを行うらしい。
由衣は深呼吸をして少し怪しげな暖簾をくぐり中へと入った。
「いらっしゃいませ」
受付には髪を綺麗に結い上げた美しい女性が居た。由衣を見るなりニッコリと微笑んで、
「お客様は初めてでいらっしゃいますね?どうぞこちらにご記入を」
「あ、はい……」
いきなり個人情報を搾取されるのかと思うと、途端に不安になった。やっぱり帰ろうかと迷いつつ渡された紙を見る。
(やっぱりこの店、やばい……? って、なんだ……ただのアンケートか)
名前や住所を書く欄は無く、質問項目は至ってシンプルで、身体の中でどこが一番 気になるのかを書けば良いだけだった。
(お尻と胸のたるみ、それから二の腕、ビキニラインと……)
A4の紙いっぱいに書き記した自分自身への不満の権化を受付の女性に渡すと、女性はその紙を見ることなく、
「それではこちらのバスローブにお着替え下さい」
「え、っと、あの……ここって、無料……なんですよね?」
「はい。当店はただいま無料サービス期間です。どうぞご安心を」
薄い桃色のバスローブを手渡され、更衣室らしき場所へと案内された。由衣は服を脱いでバスローブ一枚になり、受付の女性に言われた通りに更に奥の部屋へ行き施術台に腰掛けた。
間も無くして由衣が来たのとは別の扉が開いた。由衣は驚いて目を見張る。
「お待たせ致しました、お客様」
「あ……の、女性じゃ……ないんですね」
女性相手のエステサロンなのだから当然、女性だろうと思っていた由衣は面食い、上下真っ白な清潔感のある服を着た男性を見上げた。
少し長い前髪は眉に掛かるか掛からないかくらいで、瞳は切れ長、輪郭もスッキリとしていて爽やかなイケメンだ。
「申し訳ございません、当店のエステティシャンは全て男性です。……お止めになりますか?」
男性は眉根を下げて悲しそうな表情になった。すがるような顔と言ったら思い上がりも甚だしいかもしれないが、今更 止めますとは言えなくなって、小さな声で「お願いします」と呟いた。
「ありがとうございます。それでは、後ろを向いてバスローブを脱いで、うつ伏せになっていただけますか」
(う……やっぱり裸にならなきゃいけないよね。ちょっと恥ずかしいなぁ……)
彼に背を向けてバスローブを脱ぐと、すぐにフワリとバスタオルを掛けられた。由衣は少し安心して、そのままうつ伏せになった。
「お悩みは、お尻と胸のたるみ、それから二の腕もですね」
先ほど記入したアンケートを見ているらしく、エステティシャンの男性は滑らかなクリームを由衣の腕に伸ばし広げながら話し掛けて来た。
「はい……最近ますます たるんで来ちゃって」
「そんなことは無いと思いますけど、お客様にご満足いただけるように頑張りますね」
微笑んでいるのが顔を見なくても分かった。良かった、すごく真面目な人みたいだ。変な風に触られたらどうしようなんて、一瞬でも考えてしまった自分が恥ずかしかった。
「お客様、当店の美に対するコンセプトをご存知でしょうか」
「えっと……公に見られることが、どうとかって」
二の腕をマッサージされながら、由衣は軒先に掲げられていたキャッチコピーを思い出していた。全ては思い出せずにいると、
「女性の美は公に見られることにより開花する、でございます。当店では施術中にそれを実践することを推奨しているのですか、宜しいでしょうか?」
「え……あ、はい」
彼が言っている意味が良く分からなかった。分からないことに返事をするのは良くない。そう、後から思った。
男性は突然、バスタオルを剥ぎ取って床にバサリと落とした。扉が開く音と、複数の不規則な足音が聞こえて来て、
「ちょ……っこれ、何ですか……!?」
バスローブ姿の複数の男性が由衣の周りを取り囲んでいた。起き上がることも出来ず、由衣はうつ伏せのままエステティシャンの男性を見上げた。
「ですから、見られることにより美を追求するのです。さあ、次はお尻のマッサージを致しますよ」
「……っ!」
ぐにゃりと臀部を両手で持ち上げられ、由衣は耐えるように施術台に顔を押し付けた。
(やだ、こんな触り方……絶対おかしい)
マッサージとは形容出来ない手つきで白衣の男性は由衣の尻を揉み込んでいた。時おり股間に触れる親指が割れ目をくすぐる。
「お客様、いかがなさいましたか。お顔が赤いようですが」
「……っも、止めて下さい!」
起き上がって逃げ出したい。だけど周りに居る男性たちが邪魔だ。身を起こしたりしたら、裸を見られてしまう。
「では、お尻はこの辺に致しましょう。次は胸を」
「ちが……っ、そういう意味じゃ無くて……っや!」
口調とは裏腹に仕草は強引だった。両肩を掴まれ仰向けにさせられ、由衣は両腕できつく胸を押さえていた。
「お客様、その腕を退けて下さい」
「嫌……っ! 私、もう帰ります」
「そこの方、お客様の腕を押さえて差し上げて」
白衣の男性は由衣の言うことをまるで聞いていなかった。側に居た男性の一人が頭上から由衣の両腕を施術台に押し付けた。
エステティシャンは馬乗りになり、膨らみを下方から持ち上げながら、
「お客様は豊満な乳房をお持ちですね。手には収まりきれない」
「い、や……っ、やだ、や……っん、ンン!」
「恥ずかしがらずに、力を抜いて下さい。ああ、先端がもうこんなに硬くなっていますね」
「っう、うく……っふ……ッ!」
乳輪から根こそぎ指で つねられる。由衣は両手両足に力を入れたけど、足は白衣の男性の体重でビクともしないし、腕は別の男に押さえられているから動かせない。
こんな状況にもかかわらず、いや、こんな状況だからなのか、下半身に熱がこもり始めてしまったことに焦りを覚えた。
「おや、割れ目から何か滴っていますね」
「っや……触らないで……んっ!」
「これはこれは、いい傾向です。この美味しそうな蜜は噴き出ているということは、身体の内側が美しくなっているということなのです。さあ、もっと蜜が出て来るようにお手伝い致しましょう」
「う、あ、ああ……っん、ひぁぁ!」
エステティシャンは馬乗りになったまま由衣の股間に中指を突き刺した。ツプッと嫌な水音がして、指は蜜壺の中を上方に突き上げている。
「お客様はとても締まりが良い。ち●ぽを力強く咥え込むことが出来そうですね。素晴らしい、とても美しいま●こだ」
「はふっ、う、んぅぅ……ッ」
この男の〝美しい〟という観念がもはや良く分からない。耳を疑うような単語ばかりを連発し、激しく指を突き動かす彼は施術者とは到底 思えなかった。
膣肉をむしり取るような勢いで前後していた指は由衣が身体を痙攣させるのと同時に引き抜かれた。
「それでは、皆さんに精をかけていただきましょう」
「……っ、何を、言って……」
「精液は女性の美を助長するのです。皆さんには外側から、僕は内側からお客様に精を入れて差し上げます」
彼の言っていることは無茶苦茶だ。要するに、彼らは由衣を精液まみれにしようとしているのだ。
「やだ、止めて! 私、こんなことをされに来たんじゃ無い」
「あんなに身体を震わせておいて、今更 何をおっしゃるのですか。いけませんよ、もう皆さんは そのつもりでいらっしゃる」
施術台の周りに居た男性たちはバスローブの隙間から一物を手に取って上下させている。目を逸らしたかったのに、両腕は相変わらず固定されたままで、目の前数センチの距離にある複数の雄々しい揺れる肉竿を見ないようにするには、目をつぶる以外に無かった。
「もう、嫌……止めて、お願い」
脚を抱え上げられ、由衣は懇願した。だけどエステティシャンは由衣の小さな突起と蜜口をえぐるように指で弄りながら、
「これだけ濡れていれば痛みなどありません。お客様はご自身が美しくなることだけをお考えになっていれば良いのです」
「っあ、あ、ああ……ッ!っふ、うう……くっ」
硬くて太いペニスが身の内に入り込んで来るのと同時に、顔に生温かい液体が垂れ落ちて来た。うっすらと目を開けると、一人の男性が達したらしく、ビュクビュクと白い液体を噴出していた。
「ああ、お美しい。素晴らしいです、お客様」
「うう、んんく、ぁぁ……っぅ、っふ、んんっ!」
律動が激しくなる度に、身体は白く濡れて行く。膨らみの頂点にも誰かの精液が散り落ちて、白衣の男性はそれを広げるように摘まんで こねた。
「いかがですか、お客様。あなたの身体はどんどん美に溢れて行っております」
「そんな、わけ……っあ、んふ、ぅぅっ」
「その証拠に、あなたの中はどんどん僕のち●ぽを締め付けていますよ。気を抜いたらすぐに出してしまいそうだ」
「や、だ……っ、中には、だめ……っあ、ああッ!」
「何を仰います、中に出さなくては美しくなれません。お客様の中に全てお出ししますよ、最後の一滴まで」
肩に担がれた両脚は更に高く抱えられ、腰が浮き立った。肉棒は最奥を何度も何度も穿ち、意に反して身体は快感に震え上がる。
「ああ、もう達してしまいそうだ。お客様の中に僕の子種を撒きますよ」
「だめ……っふぁ、あ、だめぇ……っ!」
「いっそう締め付けが強くなっています。もう、我慢できません」
ビクンビクンと脈打つ陰茎から子種を絞る取るように膣肉は蠕動し、共に収縮した。
「っは、はぁ……。お客様、ご安心下さい。もし子どもが出来ても、僕が責任を取りますから」
「……勝手なこと、言わないで」
由衣はようやく解放された両腕で力無く胸元を押さえた。ねっとりと絡み付く艶かしい白い液体が、全身を覆っていた。
FIN.
(本当にタダでやってくれるのかな)
身を粉にして働くこと十年、そろそろ身体もメンテナンス無しではいられなくなって来た。だけど由衣の薄給で通えるエステなんてそうそう無い。
そこで、クマフー知恵袋の書き込みで紹介されていたこのエステサロンに来た。なんと、ここは無料で施術を受けられるのだ。何だか嘘臭さ満点だけど、施術者がまだ駆け出しだから、半年間限定で無料サービスを行うらしい。
由衣は深呼吸をして少し怪しげな暖簾をくぐり中へと入った。
「いらっしゃいませ」
受付には髪を綺麗に結い上げた美しい女性が居た。由衣を見るなりニッコリと微笑んで、
「お客様は初めてでいらっしゃいますね?どうぞこちらにご記入を」
「あ、はい……」
いきなり個人情報を搾取されるのかと思うと、途端に不安になった。やっぱり帰ろうかと迷いつつ渡された紙を見る。
(やっぱりこの店、やばい……? って、なんだ……ただのアンケートか)
名前や住所を書く欄は無く、質問項目は至ってシンプルで、身体の中でどこが一番 気になるのかを書けば良いだけだった。
(お尻と胸のたるみ、それから二の腕、ビキニラインと……)
A4の紙いっぱいに書き記した自分自身への不満の権化を受付の女性に渡すと、女性はその紙を見ることなく、
「それではこちらのバスローブにお着替え下さい」
「え、っと、あの……ここって、無料……なんですよね?」
「はい。当店はただいま無料サービス期間です。どうぞご安心を」
薄い桃色のバスローブを手渡され、更衣室らしき場所へと案内された。由衣は服を脱いでバスローブ一枚になり、受付の女性に言われた通りに更に奥の部屋へ行き施術台に腰掛けた。
間も無くして由衣が来たのとは別の扉が開いた。由衣は驚いて目を見張る。
「お待たせ致しました、お客様」
「あ……の、女性じゃ……ないんですね」
女性相手のエステサロンなのだから当然、女性だろうと思っていた由衣は面食い、上下真っ白な清潔感のある服を着た男性を見上げた。
少し長い前髪は眉に掛かるか掛からないかくらいで、瞳は切れ長、輪郭もスッキリとしていて爽やかなイケメンだ。
「申し訳ございません、当店のエステティシャンは全て男性です。……お止めになりますか?」
男性は眉根を下げて悲しそうな表情になった。すがるような顔と言ったら思い上がりも甚だしいかもしれないが、今更 止めますとは言えなくなって、小さな声で「お願いします」と呟いた。
「ありがとうございます。それでは、後ろを向いてバスローブを脱いで、うつ伏せになっていただけますか」
(う……やっぱり裸にならなきゃいけないよね。ちょっと恥ずかしいなぁ……)
彼に背を向けてバスローブを脱ぐと、すぐにフワリとバスタオルを掛けられた。由衣は少し安心して、そのままうつ伏せになった。
「お悩みは、お尻と胸のたるみ、それから二の腕もですね」
先ほど記入したアンケートを見ているらしく、エステティシャンの男性は滑らかなクリームを由衣の腕に伸ばし広げながら話し掛けて来た。
「はい……最近ますます たるんで来ちゃって」
「そんなことは無いと思いますけど、お客様にご満足いただけるように頑張りますね」
微笑んでいるのが顔を見なくても分かった。良かった、すごく真面目な人みたいだ。変な風に触られたらどうしようなんて、一瞬でも考えてしまった自分が恥ずかしかった。
「お客様、当店の美に対するコンセプトをご存知でしょうか」
「えっと……公に見られることが、どうとかって」
二の腕をマッサージされながら、由衣は軒先に掲げられていたキャッチコピーを思い出していた。全ては思い出せずにいると、
「女性の美は公に見られることにより開花する、でございます。当店では施術中にそれを実践することを推奨しているのですか、宜しいでしょうか?」
「え……あ、はい」
彼が言っている意味が良く分からなかった。分からないことに返事をするのは良くない。そう、後から思った。
男性は突然、バスタオルを剥ぎ取って床にバサリと落とした。扉が開く音と、複数の不規則な足音が聞こえて来て、
「ちょ……っこれ、何ですか……!?」
バスローブ姿の複数の男性が由衣の周りを取り囲んでいた。起き上がることも出来ず、由衣はうつ伏せのままエステティシャンの男性を見上げた。
「ですから、見られることにより美を追求するのです。さあ、次はお尻のマッサージを致しますよ」
「……っ!」
ぐにゃりと臀部を両手で持ち上げられ、由衣は耐えるように施術台に顔を押し付けた。
(やだ、こんな触り方……絶対おかしい)
マッサージとは形容出来ない手つきで白衣の男性は由衣の尻を揉み込んでいた。時おり股間に触れる親指が割れ目をくすぐる。
「お客様、いかがなさいましたか。お顔が赤いようですが」
「……っも、止めて下さい!」
起き上がって逃げ出したい。だけど周りに居る男性たちが邪魔だ。身を起こしたりしたら、裸を見られてしまう。
「では、お尻はこの辺に致しましょう。次は胸を」
「ちが……っ、そういう意味じゃ無くて……っや!」
口調とは裏腹に仕草は強引だった。両肩を掴まれ仰向けにさせられ、由衣は両腕できつく胸を押さえていた。
「お客様、その腕を退けて下さい」
「嫌……っ! 私、もう帰ります」
「そこの方、お客様の腕を押さえて差し上げて」
白衣の男性は由衣の言うことをまるで聞いていなかった。側に居た男性の一人が頭上から由衣の両腕を施術台に押し付けた。
エステティシャンは馬乗りになり、膨らみを下方から持ち上げながら、
「お客様は豊満な乳房をお持ちですね。手には収まりきれない」
「い、や……っ、やだ、や……っん、ンン!」
「恥ずかしがらずに、力を抜いて下さい。ああ、先端がもうこんなに硬くなっていますね」
「っう、うく……っふ……ッ!」
乳輪から根こそぎ指で つねられる。由衣は両手両足に力を入れたけど、足は白衣の男性の体重でビクともしないし、腕は別の男に押さえられているから動かせない。
こんな状況にもかかわらず、いや、こんな状況だからなのか、下半身に熱がこもり始めてしまったことに焦りを覚えた。
「おや、割れ目から何か滴っていますね」
「っや……触らないで……んっ!」
「これはこれは、いい傾向です。この美味しそうな蜜は噴き出ているということは、身体の内側が美しくなっているということなのです。さあ、もっと蜜が出て来るようにお手伝い致しましょう」
「う、あ、ああ……っん、ひぁぁ!」
エステティシャンは馬乗りになったまま由衣の股間に中指を突き刺した。ツプッと嫌な水音がして、指は蜜壺の中を上方に突き上げている。
「お客様はとても締まりが良い。ち●ぽを力強く咥え込むことが出来そうですね。素晴らしい、とても美しいま●こだ」
「はふっ、う、んぅぅ……ッ」
この男の〝美しい〟という観念がもはや良く分からない。耳を疑うような単語ばかりを連発し、激しく指を突き動かす彼は施術者とは到底 思えなかった。
膣肉をむしり取るような勢いで前後していた指は由衣が身体を痙攣させるのと同時に引き抜かれた。
「それでは、皆さんに精をかけていただきましょう」
「……っ、何を、言って……」
「精液は女性の美を助長するのです。皆さんには外側から、僕は内側からお客様に精を入れて差し上げます」
彼の言っていることは無茶苦茶だ。要するに、彼らは由衣を精液まみれにしようとしているのだ。
「やだ、止めて! 私、こんなことをされに来たんじゃ無い」
「あんなに身体を震わせておいて、今更 何をおっしゃるのですか。いけませんよ、もう皆さんは そのつもりでいらっしゃる」
施術台の周りに居た男性たちはバスローブの隙間から一物を手に取って上下させている。目を逸らしたかったのに、両腕は相変わらず固定されたままで、目の前数センチの距離にある複数の雄々しい揺れる肉竿を見ないようにするには、目をつぶる以外に無かった。
「もう、嫌……止めて、お願い」
脚を抱え上げられ、由衣は懇願した。だけどエステティシャンは由衣の小さな突起と蜜口をえぐるように指で弄りながら、
「これだけ濡れていれば痛みなどありません。お客様はご自身が美しくなることだけをお考えになっていれば良いのです」
「っあ、あ、ああ……ッ!っふ、うう……くっ」
硬くて太いペニスが身の内に入り込んで来るのと同時に、顔に生温かい液体が垂れ落ちて来た。うっすらと目を開けると、一人の男性が達したらしく、ビュクビュクと白い液体を噴出していた。
「ああ、お美しい。素晴らしいです、お客様」
「うう、んんく、ぁぁ……っぅ、っふ、んんっ!」
律動が激しくなる度に、身体は白く濡れて行く。膨らみの頂点にも誰かの精液が散り落ちて、白衣の男性はそれを広げるように摘まんで こねた。
「いかがですか、お客様。あなたの身体はどんどん美に溢れて行っております」
「そんな、わけ……っあ、んふ、ぅぅっ」
「その証拠に、あなたの中はどんどん僕のち●ぽを締め付けていますよ。気を抜いたらすぐに出してしまいそうだ」
「や、だ……っ、中には、だめ……っあ、ああッ!」
「何を仰います、中に出さなくては美しくなれません。お客様の中に全てお出ししますよ、最後の一滴まで」
肩に担がれた両脚は更に高く抱えられ、腰が浮き立った。肉棒は最奥を何度も何度も穿ち、意に反して身体は快感に震え上がる。
「ああ、もう達してしまいそうだ。お客様の中に僕の子種を撒きますよ」
「だめ……っふぁ、あ、だめぇ……っ!」
「いっそう締め付けが強くなっています。もう、我慢できません」
ビクンビクンと脈打つ陰茎から子種を絞る取るように膣肉は蠕動し、共に収縮した。
「っは、はぁ……。お客様、ご安心下さい。もし子どもが出来ても、僕が責任を取りますから」
「……勝手なこと、言わないで」
由衣はようやく解放された両腕で力無く胸元を押さえた。ねっとりと絡み付く艶かしい白い液体が、全身を覆っていた。
FIN.