「きみはいつも往生際が悪い」
ジェラルドはエリスのむき出しの乳頭をうしろから体ごとつかんだ。
窓ガラスから体が離れたのはよかったけれど、ジェラルドにとらわれてしまった。
「ぅあっ、ん……!」
彼の右手が秘裂をツウッと撫で、花芽の脇をこすり立てる。
エリスは体を仰け反らせて彼の手首を両方ともつかんだ。
「まさかとは思うが抵抗しているつもりか?」
「そ、う……ですっ。それ以外に、なにが……ッ」
「俺の手首をつかんで自分のいいようにしているようだ。端的に言えば、俺の指を使った自慰」
「なっ!」
「使ってくれてかまわないが?」
「わ、私……そんなつもりは」
こうなると、彼の手首を放さざるを得ない。
エリスが手を放すと、ジェラルドは動きを活発にした。ふくらみの硬く尖った先端を指でこねくりまわし、もう片方の手では蜜口をまさぐる。
「ひぁっ、ぁッ」
角ばった指先が蜜口をえぐり、乳頭は人差し指で押しつぶされている。こうして二箇所をいじられると、快感がふくれ上がってきて理性を損なわせる。体のナカへ指が沈んでいくことに快さしか感じなくなるのだ。
「はぅっ、んッ……ふ、ぁうっ」
屈してはいけないと思うのに、蜜壷をぐちゅぐちゅとまさぐられて身もだえする。
「やっ、あ……やめ……んっ、やめて……! ぁ、ああ」
ジェラルドはエリスの言い分を聞き入れて指を引き抜いたのではなかった。愛液にまみれた中指を淫核に押し付け、蜜を押し広げる。
「やめて、ね……。それはきみの真意か? もしそうなら極めて愚鈍だ。大洪水を起こしいてるというのに無自覚とは。本当に、鈍いにもほどがある」
「ひぁっ!! あ、ぁふっ」
二本の指で下半身の小さな豆粒をキュッと挟まれた。それだけならまだしもグイグイと引っ張り上げられ、嬌声が愛蜜とともにあふれ出る。
「思い知れ。自身がどれだけ淫猥な性《さが》なのかを」
「んんんっ、ふ……!」
蜜があふれ出るそこにジェラルドは中指でふたをした。花芽のほうは親指で押しなぶる。
高みへ昇りつめているのがわかる。指の動きは小刻みで、そして素早い。あともう少しで、達してしまう――。
「……っ」
絶頂はできなかった。ここのところジェラルドはいつもそうだ。達してしまいそうになるとやめてしまう。だから彼の指で絶頂を味わったことはない。
「せ、んせ……っ」
「こういうときは名前を呼べと言ってるだろ」
「ジェラルド、様……ッ」
呼びかけに応えるようにジェラルドは腰を突き動かし、いつの間にかさらけ出ていた猛りのある肉茎を無遠慮にねじ込み突き上げた。
「あぁっ、あ――!!」
達する寸前だっただけに、挿入されただけで身の内が打ち震える。
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ジェラルドはエリスのむき出しの乳頭をうしろから体ごとつかんだ。
窓ガラスから体が離れたのはよかったけれど、ジェラルドにとらわれてしまった。
「ぅあっ、ん……!」
彼の右手が秘裂をツウッと撫で、花芽の脇をこすり立てる。
エリスは体を仰け反らせて彼の手首を両方ともつかんだ。
「まさかとは思うが抵抗しているつもりか?」
「そ、う……ですっ。それ以外に、なにが……ッ」
「俺の手首をつかんで自分のいいようにしているようだ。端的に言えば、俺の指を使った自慰」
「なっ!」
「使ってくれてかまわないが?」
「わ、私……そんなつもりは」
こうなると、彼の手首を放さざるを得ない。
エリスが手を放すと、ジェラルドは動きを活発にした。ふくらみの硬く尖った先端を指でこねくりまわし、もう片方の手では蜜口をまさぐる。
「ひぁっ、ぁッ」
角ばった指先が蜜口をえぐり、乳頭は人差し指で押しつぶされている。こうして二箇所をいじられると、快感がふくれ上がってきて理性を損なわせる。体のナカへ指が沈んでいくことに快さしか感じなくなるのだ。
「はぅっ、んッ……ふ、ぁうっ」
屈してはいけないと思うのに、蜜壷をぐちゅぐちゅとまさぐられて身もだえする。
「やっ、あ……やめ……んっ、やめて……! ぁ、ああ」
ジェラルドはエリスの言い分を聞き入れて指を引き抜いたのではなかった。愛液にまみれた中指を淫核に押し付け、蜜を押し広げる。
「やめて、ね……。それはきみの真意か? もしそうなら極めて愚鈍だ。大洪水を起こしいてるというのに無自覚とは。本当に、鈍いにもほどがある」
「ひぁっ!! あ、ぁふっ」
二本の指で下半身の小さな豆粒をキュッと挟まれた。それだけならまだしもグイグイと引っ張り上げられ、嬌声が愛蜜とともにあふれ出る。
「思い知れ。自身がどれだけ淫猥な性《さが》なのかを」
「んんんっ、ふ……!」
蜜があふれ出るそこにジェラルドは中指でふたをした。花芽のほうは親指で押しなぶる。
高みへ昇りつめているのがわかる。指の動きは小刻みで、そして素早い。あともう少しで、達してしまう――。
「……っ」
絶頂はできなかった。ここのところジェラルドはいつもそうだ。達してしまいそうになるとやめてしまう。だから彼の指で絶頂を味わったことはない。
「せ、んせ……っ」
「こういうときは名前を呼べと言ってるだろ」
「ジェラルド、様……ッ」
呼びかけに応えるようにジェラルドは腰を突き動かし、いつの間にかさらけ出ていた猛りのある肉茎を無遠慮にねじ込み突き上げた。
「あぁっ、あ――!!」
達する寸前だっただけに、挿入されただけで身の内が打ち震える。