エリスが絶頂したとわかっていてもジェラルドは彼女のナカを執拗に突きまわす。
「は、ぁっ……んっ、ァ、うッ」
達したばかりで敏感になっているところにこの仕打ちだ。彼のことをひどいと思ういっぽうで、快楽の泥沼に足を取られて引きずり込まれていく。
「今日はきみのナカに安全にぶちまけることができる貴重な日だからな……。最後までしっかり楽しませてもらう」
「んふっ、ぅっ!」
月のものの周期を把握されているのが悔しい。それも、かなり正確にだ。さすが医者と言うべきか、申告しているわけではないのになぜわかるのだろうと疑問は常にある。
「考え事をしているときのきみは眉間にシワが寄っているのを知っているか? そのシワ、癖になると消えなくなるぞ。もう手遅れかもな」
「んなっ……ぁ、ふっ!」
ジェラルドはクツクツと笑いながら腰の動きを速める。
激しくなった律動に耐えるべくエリスは窓の桟についていた両手に力を込めた。指先が白くなっている。それ以上、力を入れたら肌が傷ついてしまいそうだった。そこへジェラルドの手が重なる。彼女の手をつかみんで握りこぶしを開かせ引き寄せる。
「はぁっ、ぁ、アアッ……!!」
最奥を穿ったその一突きはとても重かった。ドクドクと体のナカが脈を打ち、甘く気だるい痺れが肢体の先端にまで駆け巡る。
「っ、は……ぁ、はぁっ」
絶え絶えに息をしていると、急に体が宙に浮いた。ジェラルドはエリスを横向きに抱え上げて診察台へ運ぶ。
一度で終わることなどありえない。彼の強すぎる肉欲には辟易するが、体をならされてしまっているのでそう簡単には疲れない。われながらあきれる。
診察台の上に仰向けに寝かされ、看護服の前をさらに大きく乱される。先ほどよりもいっそう開け広げになった胸を隠す前にジェラルドに悪言を吐かれる。
「そうして寝そべるとますます真っ平らだな」
エリスはカッと目を見ひらいた。体は性的な行為に従順だが、心まではそうはいかない。憎まれ口にはまったくもって慣れはしない。
サッと両腕で胸もとを隠す。
「難なく腕で覆い隠すことができるな、そのサイズだと」
ああ、なにをしても馬鹿にされる。なにか言い返してやりたいが、なにも言葉が浮かんでこない。
ジェラルドはエリスに馬乗りになり、彼女の腕をつかんで無理やり乳房をあらわにした。
「ん、んっ……!」
乳頭に舌を這わせられ、いつも嫌というほど馬鹿にされているのになぜ心地よいと感じてしまうのだろう。
「ふ、ぅっ」
どれだけ罵倒されても、気持ちよくなって喘いでいる自分が心底情けない。
「ぅっ、う……ッ」
エリスは目を閉ざして顔をそむけた。そうして、意図せずあふれ出た涙をひた隠したのだった。
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「は、ぁっ……んっ、ァ、うッ」
達したばかりで敏感になっているところにこの仕打ちだ。彼のことをひどいと思ういっぽうで、快楽の泥沼に足を取られて引きずり込まれていく。
「今日はきみのナカに安全にぶちまけることができる貴重な日だからな……。最後までしっかり楽しませてもらう」
「んふっ、ぅっ!」
月のものの周期を把握されているのが悔しい。それも、かなり正確にだ。さすが医者と言うべきか、申告しているわけではないのになぜわかるのだろうと疑問は常にある。
「考え事をしているときのきみは眉間にシワが寄っているのを知っているか? そのシワ、癖になると消えなくなるぞ。もう手遅れかもな」
「んなっ……ぁ、ふっ!」
ジェラルドはクツクツと笑いながら腰の動きを速める。
激しくなった律動に耐えるべくエリスは窓の桟についていた両手に力を込めた。指先が白くなっている。それ以上、力を入れたら肌が傷ついてしまいそうだった。そこへジェラルドの手が重なる。彼女の手をつかみんで握りこぶしを開かせ引き寄せる。
「はぁっ、ぁ、アアッ……!!」
最奥を穿ったその一突きはとても重かった。ドクドクと体のナカが脈を打ち、甘く気だるい痺れが肢体の先端にまで駆け巡る。
「っ、は……ぁ、はぁっ」
絶え絶えに息をしていると、急に体が宙に浮いた。ジェラルドはエリスを横向きに抱え上げて診察台へ運ぶ。
一度で終わることなどありえない。彼の強すぎる肉欲には辟易するが、体をならされてしまっているのでそう簡単には疲れない。われながらあきれる。
診察台の上に仰向けに寝かされ、看護服の前をさらに大きく乱される。先ほどよりもいっそう開け広げになった胸を隠す前にジェラルドに悪言を吐かれる。
「そうして寝そべるとますます真っ平らだな」
エリスはカッと目を見ひらいた。体は性的な行為に従順だが、心まではそうはいかない。憎まれ口にはまったくもって慣れはしない。
サッと両腕で胸もとを隠す。
「難なく腕で覆い隠すことができるな、そのサイズだと」
ああ、なにをしても馬鹿にされる。なにか言い返してやりたいが、なにも言葉が浮かんでこない。
ジェラルドはエリスに馬乗りになり、彼女の腕をつかんで無理やり乳房をあらわにした。
「ん、んっ……!」
乳頭に舌を這わせられ、いつも嫌というほど馬鹿にされているのになぜ心地よいと感じてしまうのだろう。
「ふ、ぅっ」
どれだけ罵倒されても、気持ちよくなって喘いでいる自分が心底情けない。
「ぅっ、う……ッ」
エリスは目を閉ざして顔をそむけた。そうして、意図せずあふれ出た涙をひた隠したのだった。