「そういう問題じゃなくて……、やっ」
連日の病院勤務で心身ともに疲れている。慣れない職場というのはそれなりに気も遣った。
もう眠りたい。まぶたが重い。それなのに寝間着はどんどん脱がされて体が無防備になっていく。しかし抵抗する両手にはさして力が入らない。
もうほとんどなにも身につけていない状態だ。寝間着の袖が腕に引っかかっているだけだ。するとなぜかジェラルドにじいっと見つめられた。どうしてか不意にミルズに言われたことが頭の中に浮かぶ。
『ジェラルドに惚れ込んでいる』
エリスが首を横に振ると、ジェラルドは眉根を寄せていぶかしんだ。
「なんだ。なにを考えてる?」
「べ、べつに……」
「じゃあなんで首を横に振ったんだ」
「……やめて欲しいから、です」
「そうは思えない」
「っ、あ」
キュッとつままれたのは薄桃色のつぼみ。どれだけ疲れを感じていてもそこをつままれると下半身が艶っぽく反応する。呆れる。
「白状しろ」
「ン、ぅ……!」
つまみ上げられて瞬時に硬くなった乳頭を親指と人差し指、それから中指も加担してこねくりまわされる。左右どちらもだ。
(惚れて、なんか……)
まっすぐに見つめられ、目を合わせていられなくなる。薄暗くとも間近で見る彼の翡翠色の瞳は美しく、心の中までのぞき込まれているような心地になった。
「ふん、まあいい。きみが強情なのはいまに始まったことじゃない」
鼻で笑い、ジェラルドは小ぶりの柔らかな乳房の下方をふくらみとその先端が際立つようにふにゃりとつかんで顔を寄せる。
「少し痩せたんじゃないか。これではますます――」
ああ、また胸を揶揄される。そう思って身構えていたのに、ジェラルドは不自然に言葉を切ったままなにも言わず、その代わりに舌を出した。
赤い舌は乳頭の下側に添い、小刻みに左右に動いて薄桃色の屹立をくすぐる。
「ふっ、ん」
こちらの反応を慎重にうかがっているような、そんな触れ方だった。エリスが本当に嫌がっているのかどうか見極めようとしているように見える。
(疲れてる……はずなのに)
どうして気持ちがよくなってしまうのだろう。なにも感じず、微動だにせずにいられればどれだけ高潔なことか。しかし体は彼の舌が乳頭をつつくたびに小さく跳ね、ひとりでに腰が揺れてしまう。
身もだえするエリスに手応えを感じたらしいジェラルドが舌の動きを大胆にさせる。乳首を押しつぶす勢いでコリコリと舌を押しつけたあと、上下左右に素早くなぶっていじり倒す。
「ぁ、っはぁ……!」
まくし立てるような動きで乳房のいただきをいたぶられては眠気が吹き飛ぶ。体はすっかりその気になってしまい、触れられていないほうの乳首まで硬度を増した。
「――ところで、ミルズ先生に病院へ来いと勧誘されなかったか?」
「……!」
どきりとしてしまったのは彼が胸もとでいきなり話し始めたからだ。そうに決まっている。
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連日の病院勤務で心身ともに疲れている。慣れない職場というのはそれなりに気も遣った。
もう眠りたい。まぶたが重い。それなのに寝間着はどんどん脱がされて体が無防備になっていく。しかし抵抗する両手にはさして力が入らない。
もうほとんどなにも身につけていない状態だ。寝間着の袖が腕に引っかかっているだけだ。するとなぜかジェラルドにじいっと見つめられた。どうしてか不意にミルズに言われたことが頭の中に浮かぶ。
『ジェラルドに惚れ込んでいる』
エリスが首を横に振ると、ジェラルドは眉根を寄せていぶかしんだ。
「なんだ。なにを考えてる?」
「べ、べつに……」
「じゃあなんで首を横に振ったんだ」
「……やめて欲しいから、です」
「そうは思えない」
「っ、あ」
キュッとつままれたのは薄桃色のつぼみ。どれだけ疲れを感じていてもそこをつままれると下半身が艶っぽく反応する。呆れる。
「白状しろ」
「ン、ぅ……!」
つまみ上げられて瞬時に硬くなった乳頭を親指と人差し指、それから中指も加担してこねくりまわされる。左右どちらもだ。
(惚れて、なんか……)
まっすぐに見つめられ、目を合わせていられなくなる。薄暗くとも間近で見る彼の翡翠色の瞳は美しく、心の中までのぞき込まれているような心地になった。
「ふん、まあいい。きみが強情なのはいまに始まったことじゃない」
鼻で笑い、ジェラルドは小ぶりの柔らかな乳房の下方をふくらみとその先端が際立つようにふにゃりとつかんで顔を寄せる。
「少し痩せたんじゃないか。これではますます――」
ああ、また胸を揶揄される。そう思って身構えていたのに、ジェラルドは不自然に言葉を切ったままなにも言わず、その代わりに舌を出した。
赤い舌は乳頭の下側に添い、小刻みに左右に動いて薄桃色の屹立をくすぐる。
「ふっ、ん」
こちらの反応を慎重にうかがっているような、そんな触れ方だった。エリスが本当に嫌がっているのかどうか見極めようとしているように見える。
(疲れてる……はずなのに)
どうして気持ちがよくなってしまうのだろう。なにも感じず、微動だにせずにいられればどれだけ高潔なことか。しかし体は彼の舌が乳頭をつつくたびに小さく跳ね、ひとりでに腰が揺れてしまう。
身もだえするエリスに手応えを感じたらしいジェラルドが舌の動きを大胆にさせる。乳首を押しつぶす勢いでコリコリと舌を押しつけたあと、上下左右に素早くなぶっていじり倒す。
「ぁ、っはぁ……!」
まくし立てるような動きで乳房のいただきをいたぶられては眠気が吹き飛ぶ。体はすっかりその気になってしまい、触れられていないほうの乳首まで硬度を増した。
「――ところで、ミルズ先生に病院へ来いと勧誘されなかったか?」
「……!」
どきりとしてしまったのは彼が胸もとでいきなり話し始めたからだ。そうに決まっている。