診察台でとろける身体 《 リクエスト番外編 テーマパーク旅行(3)

「もう、じゅんぶんでしょ……? 晴くん、やめ……っぁ、ふ」

「んー、まだ足りないけど……。そろそろ下のほうを触ってもらいたいのかな、杏樹ちゃん」

「んっ、ちが……わなくも、ない」

「素直じゃないなぁ。俺は意地悪だから、ちゃんとお願いしてもらわなきゃダメだよ」

「んぅ……」

晴翔はソファに背をつく杏樹の硬くはりつめたふたつの乳首を根もとからつまんでクニクニとひねりながら口角をあげた。薄暗い室内でも、彼がおおいにたのしんでいるのが表情でわかる。

「……さわって、ください」

「どこをどんなふうに? 俺のどの指でさわってもらいたい?」

「そっ、そんなことまで言わなくちゃいけないの」

「言って、杏樹」

「ああっ、ん……!」

きゅっと強くつぼみを引っぱりあげられる。先端からは白い液体がふたたびにじみ出ている。

「ミルクがこぼれてる。もったいない」

「やぅ……っ! 晴くん、はやくコッチをさわって……!」

子犬のようにペロペロと甘い液体を舐める晴翔を杏樹はまくしたてた。秘部が焦れったくてしかたがない。杏樹はみずから大きく脚を開いて晴翔にねだった。
それが彼の思惑どおりの行動だとは杏樹は気がづかない。

「もう、杏ちゃんはせっかちだなぁ」

晴翔はほほえみを崩さないまま両ひざをカーペットについた。大きく広げられた杏樹の脚のつけ根に笑顔を近づける。陰唇は触れられるのをいまかいまかと待ち望んでいる。

「ぁ……ん、く……っふぅ」

触れるか触れないかの微弱な刺激だ。晴翔は濡れそぼった花芽をツツツと舌でたどる。秘部はよけいに焦れてきて気が狂いそうだ。

「晴くん……っ、もっと……」

「んー……?」

わざとらしくシラをきりながら晴翔は舌を動かす。羽根で撫でられているようなくすぐったさに見舞われ、杏樹は両脚を小刻みに震わせた。

(とことん焦らしてくるのよね。なにを言ってもムダなのはわかってるけど……。もう、たまらない)

杏樹は潤いをたたえた蜜壺に自身の中指をツプリと挿し入れた。晴翔は愉快そうに口もとをゆがめる。けれどなにも言わずに小さな突起を舐めあげている。

「あぅ……っん、ぁ……っ」

彼の口のすぐ下にある秘めた隘路(あいろ)を指でいじりながら杏樹は喘いだ。杏樹の淫らなようすをたのしむように晴翔は目を細めて見上げ、両手をふくらみの中央に伸ばす。

「んっ、はぅっ……! あ、あぁ……ッ」

上半身の硬いトゲをしごく晴翔の手つきは荒っぽい。乳首を指で強く弾きながら親指と中指で根もとをつまんで引っ張りあげている。杏樹は快感に悶えながら開いているほうの手で夫の頭をそっと撫でた。

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