秘めた箇所に下着が張り付いて気持ちが悪い。本当にそのまま生地ごとなかへ指を入れられそうで、美菜は恐くなった。
「ウィル……! ちょく、せつ……」
「ああ、どうも魔法の調子が悪いな。きみがなにを言ってるのかわからない」
「……っ!」
しらじらしい台詞だ。美菜は眉間にしわを寄せ、すうっと大きく息を吸い込む。
「直接さわってよ、ウィル! 下着のうえからじゃ、気持ち悪くてたまらないっ」
吐き出すようにそう言うと、ウィルは面食らったのかきょとんと目を丸くした。
「強気な葉っぱもなかなかいい」
いったいどんな葉だというのだ。植物に強気も弱気もないだろうと、そう反論しようとしていたら、ずるっ、といっきにショーツを足先までおろされ、なにも言えなくなった。
彼の指がじかに、秘裂を撫でる。それもかなり力強く。
「はぁっ、あ……!」
ふくらんでいた下半身の小さな突起はウィルの指にもだえて震える。連動して、上半身のふたつのつぼみもいっそう尖り切ってしまった。
「ミナは本当にこういうことは初めてなの? やけに淫靡な反応をする。もとがエッチなのかな」
「そ、そんなこと……っ」
ないと言い切れるのか。彼の愛撫に身もだえしているこのさまは本当に淫らで、ウィルとは出会って間もないというのに、以前よりも格段に性欲が増している気がしてならない。
「そんなことあるかもって、思ってる? ミナは考えてることがすぐ顔に出るね」
「……っ、ん、ぁぅっ」
ゆっくりと花芽のまわりを周回していた指がつんっ、と淫核を弾く。核心を突かれているとでもいうべきか。
私、本当にどうしちゃったんだろう。ウィルのこと、好きなわけじゃないのに。
彼のことはほとんどなにも知らない。いや、性格があまりよくないということはわかっているが、それだけだ。
そんな男にこんなふうに身体をいじられて喘いでいるのが情けない。
「ミナ、よけいなことは考えちゃだめ。身体に素直になるんだ」
ささやき声は甘く、脳内を痺れさせる。快楽にだけ溺れていろ、と言われているも同然なのに、従ってしまいそうになる。
「はっ、ああ……っ!」
蜜口に指をうずめられ、よけいなことは本当に考えられなくなる。下半身のその秘所に指をうずめられるのは初めてなのに、潤みきった蜜壷はなんの抵抗も見せずに彼の指をのみこんでいく。
「あったかくてきゅうくつだ。本当にココはなんの穢れも知らないの? 信じられないな……。僕の指をくわえこんで食いちぎりそうなのに」
間接的に淫乱だと言われている気がして、しかしそれがいっそう隘路を締めさせる。そんなふうにののしられることに身体は悦び、官能的に反応している。
「やっ、あっ、ぁ……!」
反応したくてしているわけではない。自身の痴態が意に反してさらけ出されていくのが恥ずかしくてたまらないのに、じゅぷぷっ、と指が狭道を往復するたびに大きく喘いでしまう。
美菜はまぶたを細め、恍惚とした表情の王子様を見つめる。
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「ウィル……! ちょく、せつ……」
「ああ、どうも魔法の調子が悪いな。きみがなにを言ってるのかわからない」
「……っ!」
しらじらしい台詞だ。美菜は眉間にしわを寄せ、すうっと大きく息を吸い込む。
「直接さわってよ、ウィル! 下着のうえからじゃ、気持ち悪くてたまらないっ」
吐き出すようにそう言うと、ウィルは面食らったのかきょとんと目を丸くした。
「強気な葉っぱもなかなかいい」
いったいどんな葉だというのだ。植物に強気も弱気もないだろうと、そう反論しようとしていたら、ずるっ、といっきにショーツを足先までおろされ、なにも言えなくなった。
彼の指がじかに、秘裂を撫でる。それもかなり力強く。
「はぁっ、あ……!」
ふくらんでいた下半身の小さな突起はウィルの指にもだえて震える。連動して、上半身のふたつのつぼみもいっそう尖り切ってしまった。
「ミナは本当にこういうことは初めてなの? やけに淫靡な反応をする。もとがエッチなのかな」
「そ、そんなこと……っ」
ないと言い切れるのか。彼の愛撫に身もだえしているこのさまは本当に淫らで、ウィルとは出会って間もないというのに、以前よりも格段に性欲が増している気がしてならない。
「そんなことあるかもって、思ってる? ミナは考えてることがすぐ顔に出るね」
「……っ、ん、ぁぅっ」
ゆっくりと花芽のまわりを周回していた指がつんっ、と淫核を弾く。核心を突かれているとでもいうべきか。
私、本当にどうしちゃったんだろう。ウィルのこと、好きなわけじゃないのに。
彼のことはほとんどなにも知らない。いや、性格があまりよくないということはわかっているが、それだけだ。
そんな男にこんなふうに身体をいじられて喘いでいるのが情けない。
「ミナ、よけいなことは考えちゃだめ。身体に素直になるんだ」
ささやき声は甘く、脳内を痺れさせる。快楽にだけ溺れていろ、と言われているも同然なのに、従ってしまいそうになる。
「はっ、ああ……っ!」
蜜口に指をうずめられ、よけいなことは本当に考えられなくなる。下半身のその秘所に指をうずめられるのは初めてなのに、潤みきった蜜壷はなんの抵抗も見せずに彼の指をのみこんでいく。
「あったかくてきゅうくつだ。本当にココはなんの穢れも知らないの? 信じられないな……。僕の指をくわえこんで食いちぎりそうなのに」
間接的に淫乱だと言われている気がして、しかしそれがいっそう隘路を締めさせる。そんなふうにののしられることに身体は悦び、官能的に反応している。
「やっ、あっ、ぁ……!」
反応したくてしているわけではない。自身の痴態が意に反してさらけ出されていくのが恥ずかしくてたまらないのに、じゅぷぷっ、と指が狭道を往復するたびに大きく喘いでしまう。
美菜はまぶたを細め、恍惚とした表情の王子様を見つめる。